トップ > ★JavaScript > 演算子

演算子

★JavaScript

式（expression）


JavaScriptの式の多くは、

を組み合わせてつくられています。

式の評価
  • 式の計算が、式の評価にあたります
  • 評価された結果を「式の値」と呼びます

演算子

  • 簡単な計算をしたり長い文字列をつなぎ合わせる
  • 代入演算子
  • 数値の演算
  • 文字列の演算
  • 単項演算子
  • 代入を伴う演算子

算術演算子

  • 最も基本的な、四則演算（足し算・引き算・掛け算・割り算）をおこなうことができる演算子です
  • 演算子でつないだ前後の数値の計算をします

演算子説明使用例結果
+数値の加算1+12
+文字列の連結'Hello'+'World''HelloWorld'
-数値減算2-11
*数値の乗算2*24
/数値の除算10/25
%数値の剰余算10/20 

const x = 1 + 1;  // 結果は2
  console.log(x);
const y = 10 - 8;  // 結果は2
  console.log(y);
const z = 5 * 2;  // 結果は10
  console.log(z);
const xx = 10 / 2;  // 結果は5
  console.log(xx);
const yy = 10 % 3;  // 結果は1
  console.log(yy);

文字列結合演算子

  • 加算演算子（+）は、数値同士では加算されますが、文字列同士や、数値と文字列を結合させて結果として出力することができます
  • このとき、文字列と数値を区別するために、文字列である場合はクオーテーション（’ ‘）で囲う必要があります
+演算子の挙動の違い（文字列の連結）
  • 文字列が前にあっても、後ろにあっても、連結された値は「文字列」になります
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>+演算子の挙動の違い</title>
</head>
<body>
<script>
const x = 123 + 456;
const y = '123' + '456';
const z = `123 + 456`;
console.log(x);
console.log(y);
console.log(z);
</script>
</body>
</html>
特殊な文字を使用する
  • エスケープシーケンス（バックスラッシュキーと特殊な文字を組み合わせたもの）

記号説明
\n改行
\tタブ
\''（シングルクォート）
\""（ダブルクォート）
\\\（バックスラッシュ）

代入演算子（assignment operator）

  • 代入演算子は、変数の代入をするときに使用する演算子です
  • 左辺の変数に右辺の値を代入する

記号名前
+=加算代入
-=減算代入
*=乗算代入
/=除算代入
%=剰余代入
$=論理積代入
^=排他的代入
|=論理和代入
<<=左シフト代入
>>=右シフト代入

比較演算子
  • 比較演算子は値同士を比較し、真偽（trueまたはfalse）で結果を返します
  • if文など、条件式で利用されることが多いです

演算子 内容 例 結果
< 左の値が右の値より小さい 10 < 5 false
<= 左の値が右の値以下（右の値も含む） 10 <= 10 true
> 左の値が右の値より大きい 10 > 5 true
>= 左の値が右の値以上（右の値も含む） 10 >= 5 true
== 値同士が等しい 10 == 5 false
=== 値同士が厳密に等しい 10 === 10 true
!= 値同士が等しくない 10 != 10 false
!== 値同士が厳密に等しくない 10 !== 5 true

インクリメント、デクリメント
  • 変数の値を１増やすこと
  • 「++」はインクリメント演算子
デクリメント
  • 変数の値を１減らすこと
  • 「--」はデクリメント演算子
  • 以下の２つは、まったく同じ処理をします
<script>
  let a = 10;
  a = a + 5;
  console.log(a);
</script>

<script>
  let a = 10;
  a += 5;
  console.log(a);
</script>
  • 以下の３つは、まったく同じ処理をします
<script>
let a = 10;
a = a + 1;
console.log(a);
</script>

<script>
let a = 10;
a += 1;
console.log(a);
</script>

<script>
let a = 10;
a++;
console.log(a);
</script>

演算でデータの計算や代入、比較などの処理を行う

論理演算子

  • 条件を組み合わせたり、否定の結果を返したい場合に利用します

《各論理演算子の意味》

演算子 意味 例
&& かつ a && b
|| または a || b
! 〜でない !a


《&&（AND）の使用例》

// if文の中で使用する例

let age = 28;

// ageの値が20より大きく、かつ30より小さいとき
if (age > 20 && age < 30) {
  console.log('対象年齢です');
} else {
  console.log('対象年齢ではありません');
}

>> 対象年齢です


《|| （OR）の使用例》

// if文の中で使用する例

let age = 28;

// ageの値が20である、または30であるとき
if (age == 20 || age == 30) {
  console.log('対象年齢です');
} else {
  console.log('対象年齢ではありません');
}

>> 対象年齢ではありません


《! （NOT）の使用例》

// if文の中で使用する例

let flag = false;

// flagがfalseであれば、処理する
if (!flag) {
 console.log('変数flagの値はfalseです');
}

>> 値はfalseです